健康で長生きする極意

不眠を治す~寝るる前に運動しろは逆効果?

よく「眠れない、眠れない」と訴える人がいるが、

日本人の4~5人にひとりが不眠症に苦しんでいるというデータがあります。

眠りが充分でないと、翌日に疲れの残るものだったり、注意力が散漫になってしまったり、

イライラを引きおこすものだったりと、不調を招く一因となります。

こんな人は、後頭部から側頚部にかけて筋肉が硬化している。

こんな場合に、

「神経が興奮しているのだから、起きあがって体操をしろ」

「頭に血がのぽっているのだから、繩とびがいい」

と勧める人がいるが、眠る前の体操はかえって交感神経を刺激し、眠りにくくする。
睡眠は日中に活動した諸器官を補修するための小休止である。

目が覚めているときは大脳の中枢が常に刺激されて、興奮状態にある。

精神的な悩みや心配ごとのある人は寝床に入ってからも思考中枢が

停止しないので、いつまでも眠れない。

怪我をして手や足が痛む人も痛みの刺激が知覚中枢に伝わり、寝ようとしても眠れない。

こんなときは《リラクゼーション》により、全身の緊張をとることをすすめたい。

まず最初は、つま先の部分から徐々に意識を抜いて最後は自分の心臓だけが動いている状態に

するのであるが、

初めは、″緊張がほぐれた″と自己暗示をかけると簡単にできる。

この方法で休息を完全にとると、心臓の負担が軽くなり、全身の血液の循環がスムーズになる

ので疲労が簡単に取れ、グッスリ眠れるようになる。

3分簡リラクゼーション★どうやればよいか

①布団の中でのびのびと横たわる

②目を閉じて大さく息を吸い、フーッと吐き出す

③「左足のつま先、緊張がとれたぞ」とつぶやいて、力をスーッと抜く。
右足も続けて同じことをする。

④膝、もも、腕、腹、胸、肩、頭と順に力を抜いていく。

⑤首、肩、頭、目も続けてやる。

*手足の先端が温かくなる感じを覚えるとよい。

《どんな効果があるか》

全身疲労ガとれ、イライラした気分ガとれる。

不眠を解消する。