頭痛は、症状で大別すると、

  1. 頭の片側がズキズキと脈を打つように痛んで吐き気をともなうこともある血管性頭痛
  2. 主に後頭部が痛み、肩こりをともなう筋緊張性頭痛
  3. 心の悩みが原因の心因性頭痛などがあげられます。

頭の病気だけでなく、かぜや疲れ目、血圧のぐあいなど、さまざまな原因で起こります。

頭痛ツボによる治療のポイント

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重い病気の心配がないか検査をしたうえで、頭部のさまざまなツボを用いて治療をおこないます。

まず百会の指圧から始まり、頭頂部をさすったり、側頭部の曲差、頷厭、角孫、完骨などを

指圧して、頭の痛みと重苦しさをやわらげるようにします。

手の曲池も効果があります。

肩こりをともなう症状には、首の天柱、風池から肩井、曲垣まで、指圧とマッサージでほぐします。

百会(ひゃくえ)は頭痛・頭重の特効ツボ

「百」という数字は、もろもろの・数が多い・たくさんのという意味をあらわします。

すなわち、からだの働きに関係するもろもろの道すじが、一堂に集まり

会する場所が、頭のてっぺんにある百会のツボというわけです。

百会のツボは応用範囲が広く、多くの症状に効果があるのは、そうしたツボ名の由来にも関係しています。

【ツボの見つけ方】

頭頂部のほぼ中央にあるツボです。

左右両耳を前に折り曲げ、その最上端から頭のてっぺんに向かって上がった線と、

左右の眉の間の中央からまっすぐ上がった線の交差する点をとれば、正確に

頭頂部の中央を見つけることができます。

ここを指先で押すと、軽い痛みが感じられます。

[治療の効果]

たいへん応用範囲が広く、指圧やお灸、鍼治療などによく用いられます。

たとえば、血圧の変化や異常によるめまい・立ちくらみのほか、乗り物酔い、

二日酔いなどといった全身症状の治療に効果があります。

また、疲れ目、鼻づまり、さまざまな病気が原因で起こる頭痛・頭重、耳鳴り、

寝違えや首・肩のこり、脱毛症の予防、痔などにも効果があります。

治療者は患者の頭を両手でかかえ込み、左右の親指で静かに、頭のてっぺんから

おなかの芯まで抜けるように、真下に指圧するのが治療のコッです。

これによって、頭の芯のキリキリする痛みや、頭重がやわらぐ。

精神的なものが影響して起こる症状も含め、さまざまな病気が

原因で起こる頭のぼんやりした感じがスッキリしてきます。

角孫(かくそん)頭とうなじのこわばりをほぐし耳や目の症状に効く

角孫の「角」は、額の「かど」をあらわしています。

「孫」は、まご・子の子、から「つなぐ」という意味があります。

角孫というツボ名は、額の角で、いろいろなからだの働きと関係のあるツボの並んだ

線(経絡)のいくつかがつながっているというところから由来しています。

【ツボの見つけ方】

耳全体を前に折り、耳の穴をふさぐようにかぶせたとき、耳のいちばん上が当たる
ところにあります。

髪の生えぎわのくぼんだところを目安にするとよいでしょう。

または、口の開け閉めを目安に探すこともできます。

口を開けたり閉じたりすると、筋肉が動いて、くぼみができたり元に戻ったり

するところが角孫というわけです。

[治療の効果]

目の病気、歯の病気、耳の病気に広く効果があるツボです。

また頭重・頭痛がするとき、めまい、立ちくらみのときにこのツボを指の腹で

3~5秒ぐらいずつゆっくり押すのを繰り返すと

頭がすっきりしてきます。

目の疾患は結膜炎など、耳の疾患は耳鳴り、耳の痛み、中耳炎などにとくに効果があります。

歯では虫歯、歯槽膿漏の症状をやわらげます。

曲池(きょくち)頭のツボとの相互効果をもたらす

曲池(きょくち)は、ひじの曲がり目の親指側のくぼみ。

治療は、ひじをしっかりつかむようにしてツボの位置に親指を当てる。

押すときは親指の関節を曲げて力をこめる。

百会など頭のツボとの相互作用があるツボなので、いっしょに治療に用いると効果があります。