ガンと一口にいいますが、どんな姿をしているのかご存じですか。

それぞれのガンにどのような特徴があるのかご存じですか。

ここで、あなたが当然知っておかなければならないガンの基礎知識を解説しましょう。

ます、人の体を知れ

ガンの前に、人の体がどのような構造になっているのか知らなければなりません。

あなたの体のなかで脾臓はどこにあるか知っていますか。

肝臓はどこですか。腎臓と膵臓はどこですか。

心臓や胃がどこにあるか、誰でも知っているでしょう。

ところが、肝臓、腎臓になるとだんだんあやふやになる人が多くなり、膵臓や脾臓になると、もうお手上げです。

副腎皮質ホルモンという言葉はたいていの人が知っていますが、副腎という臓器がどこにあるか知っている人はほとんどいません。

また、骨髄移植という言葉を最近よく聞きますが、骨髄がどこにあるか知っていますか。

腎臓、副腎、脾臓の場所を把握しましょう

腎臓は、そら豆のような形をしており、背中と腰の真ん中の内側に左右1つずつ、計2つあります。jintai1

血液中の老廃物を濾し出して、尿をつくり膀胱へ送りだすのが主な役割です。

体内の老廃物のほとんどは、腎臓から排泄されます。ある日、突然あなたの腎臓がなくなったとすると、体のなかに老廃物が蓄積し、3~5日であなたは死んでしまいます。

この腎臓の内側の上の部分に、左右1つずつくっついているのが副腎です。

主な役割はホルモンを分泌することです。

ホルモンというのは血液の流れにのって、目的の臓器に運ばれ、その臓器に命令を与える物質です。

脾臓は、胃の左側にくっついている臓器ですが、その働きについては、あまりよくわかっていません。

口から肛門までひとつながりの消化管

天に向かって大きく口を開けて、肛門に力を入れてキュツと引き締めてみましょう。

実は、あなたの口から肛門までは1本の管としてつながっているのです。

パチンコ玉を1個飲み込むと、そのうち肛門から出てきます。

なんだか、体の内側に外界と通じている別世界があるような気がしませんか。jintai2

この管を消化管といいます。

肝臓、膵臓というものはこの消化管にくっついているのです。

消化管の働きと仕組み

エビの天ぷらを一口食べたとしましょう。

その天ぷらは口で細かく噛み砕かれた後、食道を通って胃に収められます。

さて、天ぷらを迎え入れた胃が、どんな働きをするか知っていますか。

ほとんどの人は、「天ぷらを消化する」と答えるでしょう。

でも、その答は必ずしも正解ではありません。胃の主な役割は、

■強い胃酸により食物中に紛れ込んだ菌を殺すこと。

■いったん食物を留めて、少しずつ次の十二指腸に送り込むこと。

の2点です。天ぷらを消化する酵素は、その後の十二指腸でやっと分泌されるのです。

消化吸収に関する酵素などをつくるのが、十二指腸にくっついている肝臓と膵臓です。

肝臓は胆管という管を通じて、胆汁という液を十二指腸内に分泌します。

膵臓は膵管という管を通じて、膵液という液を十二指腸内に分泌します。

この胆汁と膵液が食物中の脂肪分や蛋白質、炭水化物の消化吸収に重要な役割を演じでいるのです。

口と胃で細かく砕かれ、十分にこねられたエビの天ぷらは、これらの消化液に出くわすと、泥のような液状に変貌します。

そのなかの栄養分が、次の小腸で吸収されるのです。

小腸の次は大腸に移ります。大腸は右下腹部から始まって、M字型を描き肛門に到達します。

この大腸で水分が吸収され、液状の物質は徐々に固形物に変身し、便が形成されていくのです。

肛門の少し手前を直腸といいますが、このあたりで便は蓄えられ、一定量になると、排便と称する排出行為が行われるのです。