血糖値を下げるためには生活習慣の改善が必要です。

血糖値コントロールの基礎知識として、血液の糖分濃度が食事により変動することは、すでにご存知のことと思います。

空腹状態では血糖値は低下しますが、食後には血糖値は上昇します。

この変動する血糖値の指標がヘモグロビンA1cです。

これが6.0パーセント以上だと要注意で、長生き確率に大きな影響を及ぼしますので、改善してください。

血糖値を下げる方法

血糖値を下げる方法として確実性が高いのが「運動」と「食事」の2点です。

まずは適度な運動を習慣化することが大切です。

オススメは、ジョギング、ウォーキングなどの軽い有酸素運動で、脂肪燃焼と共に血中の糖分がエネルギーに変わり、血糖値を下げることにつながります。

ただし、食後に上昇した血糖値を下げるためには、食べてすぐの運動はNGです。

また、朝起きてすぐに運動をする場合は、血液がドロドロ状態ですので、必ず事前に水分補給をして、心筋梗塞などのリスクを除きましょう。

あなたのBMIはいくつですか?

まず、あなたのBMIが24以上なら、ただちに1ヵ月で3キロ減量してください。

減量中は、砂糖入りの飲み物、甘いジュース、スポーツドリンク、牛乳などは絶対に飲まないでください。

3キロの減量が達成されれば、もう一度採血します。

ヘモグロビンA1cは0.2~0.8ぐらい低下しているでしょう。

それでもヘモグロビンA1cが、まだ6.0以上あるなら、さらに減量してBMI=22.2を目指してください。

BMI=22.2になっても、ヘモグロビンA1cが6.0以上なら、薬を利用するしかありません。

血糖値に影響する食べ方

運動と同時に、血糖値を下げる方法として、心がけるのが食生活の改善です。

炭水化物の過剰摂取は血糖値の上昇を招くので、主食は摂取カロリーの半分までに抑える様にしましょう。

食べ過ぎも当然、血糖値を上げてしまうので、腹8分目を厳守して、早食いせずに1回の食事には20分程度かけるようにしてください。

食物繊維たっぷり味噌汁がおすすめ!

食事での摂取エネルギーを抑え、糖質や脂質のとりすぎに活躍するのが、食物繊維です。

食物繊維は、糖分の消化吸収を抑えて、血糖値の上昇を抑制する働きがあります。

また、食物繊維は胃でふくらむので、満腹感を得やすく、食べ過ぎを抑えるという利点もあります。

ここで紹介する「かす汁」は、この食物繊維が多く含まれています。

また、コクやボリュームもあるので、主食が少なくても満腹感があります。

また、同じく食物繊維が豊富なインゲン豆、キャベツ、シメジがたっぷり入ったみそ汁も血糖値を下げるのに役立ちます。

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●かす汁の作り方

①ブリのあらをザルに広げ、熱湯をまわしかける。

②鍋に①と水を入れて火にかけ、アクをすくう。

③ジャガイモ、大根、ニンジンはイチョウ切り、こんにゃくは下ゆでして色紙切りにする。

④②に③を加え、酒かすを溶き入れ、野菜が柔らかくなるまで煮る。

⑤斜め切りにした長ネギとみそを加え、ひと煮立ちさせる。

●インゲン豆とキャベツのみそ汁の作り方

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①キャベツはざく切り、玉ねぎは薄切り、シメジは小房に分ける。

②煮干しだし汁を温め、①と水を切ったインゲン豆を加え、柔らかくなるまで煮る。

③②にみそを溶き入れ、ひと煮立ちさせる。

 

 

 

薬を利用するには

血糖値を下げるためには生活習慣の改善に心掛けても、ヘモグロビンA1cが6.0以上で下がらなければ、食事中の糖分の消化吸収を抑える薬が開発されていますから、これを利用する計画を練ってみましょう。

極端に血糖値が高い人(糖尿病患者)の治療として、インシュリンの注射や経口血糖降下剤の内服が行われてきました。

しかし、血糖値を下げすぎることがあるので、医師による厳重な管理か必要です。

そのような薬を積極的に利用してほしいとは思いません。

しかし、最近、耐糖能障害の人に非常に便利な薬が開発されました。

それが糖質消化吸収抑制剤です。

今のところ「グルコバイ」と「ベースン」の2種類が認可されています。

この糖質消化吸収抑制剤は、炭水化物が分解されていく過程を抑制する作用をもつために、小腸から吸収される糖分量が少なくなり、その結果、血糖値を下げておくことができるのです。

でも、糖尿病のような高血糖の人でないと、保険で手に入れることはできません。

耐糖能障害の改善のために利用しようという方は、近所の病院に行き、「自費で結構ですから」と前置さして、「グルコバイください」と言ってみましょう。

健康補助食品の類よりはずいぶんお安いと思います。