糖尿病を発症したときになぜ動脈硬化を起こすのかを知っている人はそういないのではないでしょうか。

糖尿病だけが動脈硬化を起こすわけではありませんが、統計によると糖尿病を発症している人は普通の人に比べ6倍程度発症率が高まると言うデータもあり、動脈硬化自体が糖尿病の合併症と考えても良いでしょう。

動脈硬化は、高血糖状態の血液が血管を流れるとコレステロールが血管壁に沈着し血管壁が硬くなって柔軟性を失ってしまうことから発症します。

血糖について詳しく知ろう

血液中に溶け込んでいるグルコース(糖分)の濃度のことを血糖値といいます。

甘いトロトロした砂糖の濃度といったほうがわかりやすいでしょう。

これが人並み以上に高いと、当然、動脈硬化につながります。

健常な人の血糖値は、大体80~160(mg/dl)の間です。

砂糖を含むものを食べると、その直後から1時間後ぐらいまで血糖値は上昇し、130~160ぐらいになります。

何も食べないで3~4時間以上我慢していると、血糖値は下がり、80~160ぐらいになります。つまり、食事に応じて血糖値は80~160の間を変動しているのです。

食事をせずに長時間過ごせば、猛烈な空腹感に襲われることでしょう。

それだけではなく、全身に力が入らなくなり、冷や汗が出てくることがあります。

それに、いても立ってもいられない気分になってしまいます。

血糖値が極端に低くなる低血糖症状です。

こんな症状が現れたときは、スプーンー杯ぐらいの砂糖を口に入れれば、しばらくすると落ち着いてきます。

これとは逆に、血糖値が異常に高くなってしまう病気が糖尿病です。

食後に血糖値を測ると、大体200以上の非常に高い数値になります。

糖尿病は放置すると、絶対に長生きできません!

「糖尿病です」と言われたのに、治療しないで放っておくと、10~20年後には眼が見えにくくなってきます。

そして、腎臓の機能が悪くなり、透析治療が必要になってきます。

その前に心筋梗塞や脳梗塞で死んでしまう可能性も非常に高いのです。

この糖尿病は遺伝の影響を強く受けています。

もし、一族に糖尿病の人がいないなら、そうやたらと糖尿病にはなりません。

糖尿病というほどではないけれど、血糖値の異常があるという状態を耐糖能障害といいます。

この耐糖能障害があると長生き計画上、とても都合が悪くなります。

眼が見えにくくなったり、透析が必要になったりすることはありませんが、糖尿病患者と同じぐらいの確率で心筋梗塞を発症するのです。