花粉症の治療はあなたの生活と病気の内容にそった治療法を選択し、治療中も生活の質(クオリティーオブ・ライフ)を下げないようにすることが基本です。

花粉症の症状は、マスクなどのセルフケアと、メディカルケアの両方をきちんとしていないと、年々ひどくなることが多いのです。

花粉症の症状は内容や強さなども千差万別

花粉症の症状は、一人ひとりちがいますし、あなたも経験していることと思いますが、年ごとでもちがいます。

ひどくなると、市販薬などでは間に合わないことも、起こるようになります。kafuns3

変わらないのは、そんな花粉の時期でも、仕事や学業など、社会生活を変わりなく営まなくてはならないという、厳然たる事実です。

そのためには、専門医の一人ひとりの生活と病気の内容にそった治療法の選択と治療中も生活の質を下げないようにする治療が必要です。

まずはクスリを使う薬物治療から

花粉症を根治する治療法としては、「減感作療法」ということになりますが、けっして花粉症の人全員に奨められるものではありません。

数多くのひとがもっとも求めているのが、ひどい症状を抑えて生活できるための治療(メディカルケア)です。

その手段としてはクスリと手術ですが、手術を考えるのは、鼻づまりがとくにひどかったり、鼻中隔彎曲症とか肥厚性鼻炎、副鼻腔炎というような、鼻の「形態異常」や「病気」があって、症状をひどくしていると考えられる場合です。

花粉症の治療の基本は、なんといってもクスリを使う薬物治療になります。

クスリのかたちには、鼻にさす噴霧薬(点鼻薬)もあれば、点眼薬も、経口薬(のみぐすり)もありますが、どれを使っても、基本的には対症療法、つまり、花粉症を根本的に治すものではなく、症状を軽くするための治療です。

そのためもあって、花粉症は治らないというイメージが定着したのですし、病院に行かずに、市販薬で間に合わせようという空気も強いのです。

花粉症の主な症状は三つ

花粉症のあなたを苦しめる主な症状は、「くしゃみ」、「鼻水」、「鼻づまり」の三つです。

くしゃみと鼻水は花粉を体外に出すため、鼻づまりは花粉を入れないようにするために起こったアレルギー反応です。

症状によって、鼻水やくしゃみがひどい「くしゃみ・鼻水型」と、鼻づまりが主な「鼻づまり型」、その両方で悩んでいる「充全型」など、内容と程度がちがいます。

ですから、治療の基本となる花粉症のガイドラインでも、症状の内容と、その重症度に応じて、使うクスリの組み合わせを工夫することを奨めています。

とくに毎年激しい症状で悩んでいる人には、病院での「初期療法」というのがお奨めです。