花粉症の原因となる花粉はスギ花粉が1番多く、花粉症患者の70%がスギによる花粉症です。

その理由は、スギ林の面積は全国の森林の18%、国土の12%を占めています。

スギは植林後40年ほどで成木になり、花粉を飛散しはじめます。

現在、植林されたスギの大半が樹齢40年~60年となり、活発に花粉が飛散する時期を迎えている状況ですので、注意が必要です。

そのため、花粉症は誰もが認める増加している病気となっていますが、1998年と2008年で比較すると、有病率は19.6%から29.8%へと1.5倍に増加しています。

花粉症の症状があらわれる仕組み

花粉症の症状があらわれる仕組みは、花粉が鼻粘膜からはいると表面についた花粉は鼻の粘膜の上皮細胞にある線毛がベルトコンベアのように働く事により鼻の外に運び出されます。

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しかし、運び出されなかった花粉は鼻の粘膜に付着し、抗原成分を鼻粘膜にしみこませます。

この働きがいき過ぎて過剰な反応(アレルギー反応)を起こします。

その結果、放出されたヒスタミンが鼻粘膜表面の神経を刺激し、くしゃみを起こし反射的に鼻汁の分泌を生じさせます。

さらに鼻づまり、目のかゆみなどの症状を引き起こします。

繰り返し花粉との接触が多くなると、花粉症の症状は強まります。

例えば、スギ花粉症では発熱などの全身症状はすくないものの、口の渇き、咽の違和感、皮膚のかゆみなどの鼻や眼以外の症状を訴える方も多いことが分かって来ています。

花粉症の原因植物の代表格はスギ花粉ですが、そのほか原因となる花粉の種類は様々で日本では約60種類もあるとされています。

花粉の種類と飛散時期を知ることは重要!

花粉症の原因となる植物が何なのか、自分の症状がひどい時期に飛んでいる花粉は何か、

主な「花粉の種類」「時期」「地域」をまとめましたのでチェックしてみましょう!

【春】花粉症を発症する人が最も多い季節

花粉の代表格はスギ花粉です(出典:アレルゲンコンパクトブック) 主に樹木の花粉の飛散時期です。

・スギ(2~4月)北海道を除く全国
・ヒノキ(3~5月) 関東以南
・ネズ(4~5月) 北海道を除く全国
・シラカンバ(4~5月) 関東以北
・ハンノキ(1~6月) 全国
・オオバヤシャブシ(3~4月) 関東
・コナラ(4~5月) 全国
・リンゴ(4~5月) 主に東北

【夏】主にイネ科の花粉の飛散時期

他の人よりもちょっと遅く花粉症になるという人は、これらの花粉が原因かも知れません。

・カモガヤ(4~7月) 全国
・オオアサガエリ(4~7月) 全国
・ハルガヤ(4~7月) 全国
・ホソムギ(4~7月) 全国
・スズメノカタビラ(3~5月) 全国
・スズメノテッポウ(3~5月) 全国

【秋】主にキク科の花粉の飛散時期

少し肌寒くなってくる時期ですが、風邪と勘違いせずにしっかり予防する必要があります。

・ヨモギ(8~9月) 全国
・ブタクサ(8~10月) 全国
・オオブタクサ(8~10月) 北海道を除く全国
・カナムグラ(8~10月) 全国
・ヒメスイバ(5~6月) 全国
・ギシギシ(5~8月) 全国
・カラムシ(9~10月) 北海道を除く全国

このように、花粉はほぼ一年中飛んでいます。

冬しか花粉症から解放されないと悩む人がいるのはこのためです。(参考「花粉症の原因(カレンダー)」)